アートマネジメント講座 #003:
メディア・アート
Category: アートマネジメント講座
#003
メディア・アート
2014.10.17 (fri)
講師:松村誠一郎
[東京工科大学准教授]
■講座概要
本講座では体験型インスタレーション作品の展示について、出展作家の立場から現場で発生する問題やその対処方法、設営作業の留意点についての講義を行った。私は2001年から「音とインタラクション」をテーマにした作品制作と国内、海外での展示を行ってきた。特に2010年より私が参加してきた「魔法の美術館」展はこれまでの総来場者数が100万 人を越える体験型メディアアートの展覧会シリーズであり、国内各地の国立・県立美術館、私営美術館、ギャラリーにて展示を実施してきた。現在も継続的に展 示が展開されているこの展覧会への参加を通して得られた私の知見は作家の立場のものであるが、アートマネージメントに携わる方々にも参考になるものと思われる。
①メディア・アートの現状
②情報テクノロジーの利用
③展示作品としての耐久性
④魔法の美術館
■講演者プロフィール
慶応義塾大学環境情報学部環境情報学科卒業。株式会社セガ・エンタープライゼス(現 セガ)アミューズメントソフトウェア研究開発部サウンドセクション。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。文化庁新進芸術家海外研修制度およびポーラ美術財団海外研修プログラムの助成により、デンハーグ王立音楽院ソノロジー研究科ソノロジーコースに留学。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了。東京藝術大学芸術情報センター助教を経て現職。東京藝術大学非常勤講師を兼任。