芸術論講座 #001:
表現プラットフォームの横断とマネジメント

Category: 芸術論講座

#001

表現プラットフォームの横断とマネジメント

2014.12.11 (thu)

AM2014_Mukai

講師:向井知子
[日本大学芸術学部デザイン学科准教授]

 

■講座概要

各領域におさまらない創作上のアイディアや技術を共有してい くには、それを支えていくマネジメントの横断性もまた、とても大切です。表現の発表に際しては、既存のプラットフォームにあわせた成果の つくりかたが求められます。そこには各領域特有のマネジメント上の流儀が存在するわけです。そのため、現状、マネジメント従事者が、それ ぞれの領域を越えたプロダクションに必ずしも対応し切れない場合も多々ある訳です。本芸術論では、展示型の芸術と上演型の芸術では、マネ ジメントの組み立て方がどのように異なるのかを解説しながら、領域横断型アートプオジェクトにおけるマネジメントの問題点について考察し ます。
 

 

■講演者プロフィール

1991年武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業、1996年 ケルンメディア芸術大学大学院修了。
美術館勤務をへて現職。地域の歴史・文化的拠点となる公共空間の映像空間演出、美術館収蔵品のための映像展示に従事。
文化財や芸術資料を有効活用するワークショップ企画や、美術館・文化施設と連携しながら地域全体を統合的に扱っていくデザインプロジェクトを展開している。